葬送のフリーレン

魔王を倒した勇者一行。
長寿種族エルフのフリーレンは人間の仲間の死を経てまた新たな仲間達と魔法収集の旅を続けます。
本作は「人生の有限性」がテーマになっており、100年も経たずに死んでしまう人間と1000年以上生きるエルフ族であるフリーレンの生き様や価値観がコントラストになって描かれており、見る人は人生の短さ、はかなさを感じずにはいられません。

この作品は回想シーンを多用してるのも特徴の一つです。
現在進行形の旅と昔のパーティーの仲間達との思い出が交互に提示される事によってフリーレンの心境や価値観の変化、心の成長を感じる事ができます。

ゆったりとしたロードムービーで穏やかで正直退屈に感じる所もあるかもしれませんが、アウラ編や一級魔法使い試験編といったバトルが盛り上がるエピソードもありますし、フリーレンが一緒に旅をしたヒンメルを思い出すシーンをはじめ過去の記憶から現在の状況への対応に活かそうとする勇者一行の姿には色々考えさせれる事も多いです。

評価9/10

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