ラブコメの最高峰。
バランス的にはコメディ7/シリアス3位の配分で他のシリアス寄りの作品と比べると感動ポイントは少ないもののレベルの高いラブコメとして最初から最後まで飽きずに楽しめる。
本作の優れた点はまさしく”演出”である。
ナレーションや懐かしいJPOPや洋楽のパロディBGMなどストーリーを際立たせる工夫が随所にみられる。
そしてこの作品においてメインのカップル以上に活躍するのが”藤原書記”である。
ほとんどの笑いの起点がコメディエンヌである”藤原書記”から起こっていてある意味この作品は”藤原書記”を楽しむ作品でもある。
個性的なキャラクターも魅了の一つ。
特に主人公”四宮かぐや”のメイド的存在の”早坂愛”や生徒会に後から参加した”伊井野ミコ”が良い働きをしている。
前述通り、本作は泣ける作品ではなく毎回笑える気軽なラブコメとして秀逸な作品です。
評価9/10