1期から2期「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」の中盤までは主人公の岡崎朋也の高校時代をコミカルタッチで描くギャグアニメ。

ところが彼が高校を卒業して就職してからが苦難の連続で見る者の心が抉られる。
高校時代は主人公の周りに多くの女性が集まるハーレム展開で楽しく見れる。
しかし、その楽しい時期に敷かれた伏線が2期の中盤以降一気にネガティブ要素として回収される。
「CLANNADは人生」と言われる意味がよく分かった。

アフターストーリーの終盤は確かに自分の人生と重ね合わしてしみじみと感傷に浸ってしまった。
ただ一番最後のエピソードは蛇足というかせっかくの感動をちゃぶ台返しされた気分になった。

さて本作は「STEINS;GATE」と並んで全体の評価が難しい。
ゲーム原作という事もあり、沢山のヒロインが登場して○○ルートという名のifストーリーも多く、本筋以外でかなりの時間を浪費して今流行りの「タイパ」で言うなら非常に効率が悪い事この上ない。
1期の24話と2期の前半12話の計36話の中で本筋に関係ある箇所だけ抽出して全部でワンクールに収まっていたら喜んで10/10を付けていただろう。かと言って1期を飛ばしていきなり2期から見ても全然感動できないであろう所は非常に質が悪い。

評価7/10

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です